4年ぶりに通常規模の開催となった今年の東京マラソン。5日の沿道は、国際色にも彩られていた。
昨年は沿道での観戦自粛を主催者が呼びかけたが、今年はなかった。千代田区鍛冶町の神田駅近くでは、新型コロナの水際対策緩和で外国人観光客が戻ってきたこともあり、応援の光景は国際色豊か。コロナの影響でこれまで走れなかった友人の雄姿を見に来た人たちもいた。
にぎやかに声をあげていたのは国内外に住むブラジル出身の人たち。愛知県豊橋市から来たという兵頭カロリーナさん(35)は「出たかったけど、抽選ではずれた」。SNSでつながるランナー仲間がたくさんいるといい、福井県や静岡県から来た友人と旗を振った。「ブラジルから来日した仲間も走っている。私たちは応援でがんばる」
隣ではタイから来た4人が、出場した仲間2人を探していた。録画しようとスマホを構えて待ったが、「ランナーが多過ぎてみつからない……」。別の仮装ランナーを拍手で励ましながら声援を送っていた。
府中市の高橋幹子さん(45…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル